子どもに歯磨きを習慣付けるまたは、1人で歯磨きさせるためにはものすごい労力が必要となります。
ただでさえ子どもは、おもちゃ感覚で歯ブラシを使ってしまうため、「歯ブラシはすぐ噛んでダメになるわ」、「全然歯磨きに集中してくれないわ」で、結局いつになったら1人で歯磨きしてくれるの?などなど子どもがいるご家庭は特に悩み事の一つですよね。
その「子どもが歯磨きをきちんと理解する」ためにはパパママがきちんと子どもの心境真理を理解して、上手に歯磨きができる環境づくりをしなければなりません。
家庭によって子どもに歯磨きさせる方法は様々ありますが、私の家庭では歯磨きに興味を持ってもらうために電動歯ブラシを試しに購入することにしました。
購入して2年ほど経ちますが、5歳となった今では「歯磨きの時間だよ〜」って言うと自ら歯磨きをしてくれるようになりました。(もちろん仕上げ磨きはしますけどね。)
ただ、1人でちょっとずつ歯磨きをやってくれるようになったのも、「子どもが歯磨きに興味を持ってもらえた」から今があるのかなって思ったりしています。
そこでこの記事では、パパママが子どもに歯磨きに興味を持てる環境づくりとして色々な角度から悩みを解決してまいります。
・歯磨きを嫌がる子どもたち
・子どもの歯ブラシ・歯磨き粉の選び方
・子ども用の電動歯ブラシ コスパなの?実際の感想や選び方
・子ども用の歯磨き粉は必要なの 泡立たないもの
・仕上げ磨き
・噛んだ歯ブラシの復活方法
子どもが1人で歯磨きをできるようになるために必要なこと
世のパパママは早く自分の子どもが1人で歯磨きできるようなって少しでも家事やその他のことに時間を回したい、そう思うのは至極当然のことかと思います。
子どもの歯磨きなんてたった3分ほどなのですが、歯磨きを嫌がったり、集中しなかったりとイライラを募らせてしまいます。
しかし、そのイライラを子どもにぶつけても子どもの歯磨きは上達しません。
まず、パパママが子どもに歯磨きを教えるときは楽しく教えてあげるのが理想です。
これは、歯科衛生士の方も話されていましたが、押さえつけて歯磨きをしたりすると負のイメージの方が強くなってしまい、より歯磨きが嫌いになりステップアップしません。
そうならないようにするためには、歯磨きに集中できる環境を整えてあげたり、普段から子どもとのコミュニケーションを大切にしてあげなければなりません。
・子ども1人に歯ブラシを預けない:歯磨きが終わったら教えてね〜と言って歯ブラシだけを子どもに預ける
・笑顔で子どもの仕上げ磨きをすること
歯磨きを嫌がる子どもに行うたった3つの注意点
私も2人の子どもがいますが、初めの頃は歯磨きはおもちゃだと思って遊び始めたり、いざ歯磨きをしようとすると嫌がって逃げ出したりと、まあまあ苦労した時期がありました。
初めの頃は、子どもの気持ちと私の気持ちにすれ違いがあって四苦八苦しましたが、試行錯誤しているうちになんとか「歯磨きの時間だよ」というとすぐに歯ブラシを手に取り、歯磨きしてくれるようになりました。
・遊び感覚で歯磨きをする
・歯磨きを一緒に行う
私が基本的に行ったのはこの上記3つです。
もちろん、子どもの年齢によって歯磨きのやり方は変わってきますが、子どもを怖がらせることを言わない、しないはどの年齢になってもしないことをお勧めします。
4〜5歳になるとある程度歯磨きについて理解してくるかと思いますので、一緒に「上の歯〜次は下の歯〜」などと言ってパパママ、子どもとで一緒に行うと思いのほか、子どもは歯磨きをしてくれました。
子どもの歯磨きが終わると磨き残しがないか、パパママがチェックして、仕上げ磨きをするようにしましょう。
子どもの仕上げは正直言って面倒!早く1人で歯磨きができるようになって欲しい。 これはパパママなら誰しもが思うことです。 でも子どもは1人できちんと歯磨きができるようになるためには時間と期間が必要で、平均的に見ても小学校高学年(1[…]
子ども用の歯ブラシは安全性が高く柔らかいものを使う
子どもの歯ブラシの選び方についてですが、口の中にものを入れるという行為は目が離せません。
歯ブラシを口に入れた状態で走り回って、顔から万が一転んでしまった場合は目も当てれませんよね。
そのため、子ども用の歯ブラシを選ぶときは安全性の高い、柔らかい歯ブラシ(曲がるもの)やシリコンの鍔付きの歯ブラシを買うといいでしょう。
また、子どもの口は大人に比べてとっても小さいので、磨き残しがないようにするために、ブラシヘッドは小さいものを選ばなければなりませんね。
そして、一番大切なのが虫歯予防です。
子どもの歯って虫歯になるとすぐわかるもので、特に仕上げ磨きをしたときは必ず、口の中を覗くので黒ずんでいたりすると「虫歯だっ」とがっくりしてしまいます。
虫歯を予防するためにはきちんとしたブラッシングが必要になるので、ブラシはフラットのものが推奨されています。
これは私が実際に歯医者に通った時に歯科衛生士さんから聞いたおすすめのブラシの形状についてです。
・歯の生え変わりがある子どもは歯肉を傷つけないよう、柔らかいブラシを選ぶ
・磨き残しを少なくするために、ヘッドは子どもの口に合わせて小さいもの、形状はフラットのものを選ぶ
子ども用歯ブラシの選び方のポイントを年齢ごとにまとめた記事もありますので、ぜひご覧ください。
歯磨き粉が嫌な子どもには無理して使わない
私の2番目の子どももそうでしたが、歯磨きの際、歯磨き粉を付けたがりませんでした。
理由を聞いても「嫌なの」と言って、「つけた方がいいよ〜」って言っても無駄でした。
パパママとしては、虫歯にならないようにつけて歯磨きしたいんですけどね〜。
でもそのようなときは無理に歯磨き粉はつけずに歯磨きをさせていました。
毎日は流石に勘弁してほしいな〜と思っていたので、たまにジェルタイプのものを使ってみたり、「ほんの少しだけつけよっ」って言って気持ちばかりの歯磨き粉はつけていました。
今となっては、当たり前に歯磨き粉をつけて歯磨きするようになったので、あの頃はなんだったんだろうという感じですが、無理やりつけたりしなくてよかったなと思っています。
歯磨き粉に関してはドラッグストアでも楽天やAmazonでも色々な種類がありますので、子どもにあった歯磨き粉を選ぶようにしましょう。
歯磨き粉の選び方については関連記事で詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。
今回は子ども用の歯磨き粉についてお伝えします。 子どもに歯磨きをさせるときに歯磨き粉を使うタイミングについてよくお問い合わせがあります。 ほどんどのパパママさんは、子どもが歯磨き粉を飲み込んでしまうかもしれないという不安や虫歯に[…]
電動歯ブラシを与えてみるのも一つの方法
私の家では、歯磨きに少しでも興味を持ってもらうためと、ブラッシング効果に期待するため、電動歯ブラシで磨くことにしました。
結果的に、嫌がらずに1人で歯磨きすることができるようになったので、成功かな?とは思っています。
ただ、実際に電動歯ブラシを子どもに使っていない家庭が多く、その理由としては、「子どもに電動歯ブラシは必要ない」「そもそも使おうと思ったことがない」という答えが多く見受けれらました。
私としては、ブラッシング効果も手磨きより期待され、かつ子どもも楽しく磨いてくれるのであればいいことなのではないかと思います。
子どもが走り回って危ないとか安全面で心配させているパパママもいるかと思いますが、マンツーで歯磨きすれば子どももきちんと歯磨きをしてくれます。
そのため、電動歯ブラシを使う時はそのメリット・デメリットを把握して使わないとブラッシング効果が得られなかったりしますので、知識として取り込む必要はありますね。
電動歯ブラシの選び方は下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
子どもの歯を虫歯から守りたい、ブラッシングをきちんとしたい、もしくは子どもが歯磨きに興味を持ってもらえないから電動歯ブラシを買ってみようと思うパパママはたくさんいます。 でも、電動歯ブラシって高いし、歯磨きが嫌いな子どもだった場合、買[…]
子ども用の電動歯ブラシは3歳頃から使うのが良い
子ども用電動歯ブラシを使おうか考えているパパママは乳歯が生え揃う3歳ころから使用することをおすすめします。
と言いますのも、子どもの歯肉は傷つきやすく、特に生え変わりのころは歯肉が柔らかく知らぬ間に電動歯ブラシの振動や力の入れすぎで出血させてしまう恐れがあります。
そのようなことを防ぐためにも生え変わりの時期、例えば乳歯から永久歯に生え変わる頃も電動歯ブラシで磨くよりも力加減がしっかりできる手磨きで仕上げた方がそのリスクは回避できます。
虫歯は出血した箇所から雑菌などが侵入してしまうということを覚えておくといいかもしれませんね。
毎日少なくとも2回はやってくる子どもの歯磨きタイム。仕上げもしなくちゃいけないし、ささっと終わらせたいのがパパママの本音。 ささっと終わらせるには電動歯ブラシが有効っていう話も聞いたけれど、実際のところ、何歳から使っていいのかわかりま[…]
子ども用の電動歯ブラシをみなさんは使っていますか? 私の子どもには、時短と歯磨きの楽しさを覚えてもらうために使っています。 でも元々は何も考えずに、「歯に良さそうだから」「子どもが楽しんで歯磨きしてくれそうかな」という単純な理由[…]
子ども用電動歯ブラシは替えブラシを毎回買い換える必要はない
電動歯ブラシは、手磨き用歯ブラシと比較するとやはり維持費は高くついてしまいます。
その理由は替えブラシが高いためです。
ブラシの交換目安は1ヶ月に1度がいいと言われています。
そのため、替えブラシの価格が600円だった場合、1年間で12ヶ月×600円=7,200円の維持費がかかります。
ましてや、子どもは歯ブラシをすぐ噛んで毛先をダメにしてしまうこともよくありますから、その都度交換となれば財布の中身も寂しくなってしまいますね。
そうならないためにも、私の家では、コスパに抑えるために、子ども用に電動歯ブラシ(興味を持ってもらう)と仕上げ磨き用の替えブラシを持たせています。
そうすることによって、ブラシを長持ちさせることもでき、財布には優しいです。
ただ、ちょっとブラシ交換するのは手間になってしまいますけどね。最悪仕上げブラシは手磨き用でもいいと思っています。
それでもコストがかかるという場合は、電動歯ブラシのサブスクがおすすめです。
月々、大人1名、子ども1名で1,100円で利用できるので私も利用してますが、歯もツルピカになりますのでいいですよ。
私の家では電動歯ブラシを使って子どもに歯磨きの練習をさせていますが、目を離した隙に、遊びたいのか何かで歯ブラシを「ガジガジ」噛んでしまいます。 それに気がついて「ちょっと噛んじゃダメだよっ!」って子どもに向かって言っても時すでに遅し。[…]
まとめ
この記事では、パパママが少しでも時間を作りやすくする環境を整えるために、子どもの歯磨きについてスポットを当て歯ブラシの選び方や歯磨き上達するためのコツなどを体験談込みでご紹介しました。
とにかく、歯磨きでも歯磨き粉でも嫌がる子どもに対して押さえつけるようにして行うことはあまりお勧めしません。
もちろん、育児をしているときれいごとだけでは片付けられず、その時々でイライラしたりする場面は必ずあります。
しかし、毎回毎回イライラを子どもにぶつけてしまってもいい方向へとは働きませんので、頭の片隅にでも覚えてもらえればいいなと思います。
私の家でも手磨きから始まり、電動歯ブラシへと変えていきましたが、各家庭によって様々な子どもに対する歯磨きがあります。
それだけパパママは子どものことについて真剣に考えている故の悩みなのではないかと思っています。
ぜひ、歯磨きを嫌がる子どもに対しては試行錯誤しながら、楽しく、そして早く1人で歯磨きできるように楽しくパパママの歯磨き指導を実践していきましょう。